ぷらぷらVenezia

2008年11月21日(金)

"Casa Cosmo"(カーサ・コスモ)
という名のホテルでお目覚め。

二ツ星なのに部屋は十分に広く、
とてもキレイで清潔感まる出し!とても気に入った。
【全然伝わらない写真ですが清潔でとても快適でした】

空はあいにくの曇り。

雨が降っていないだけいいけれど、
太陽光線が届かないと凄くさむい・・・
ここは北イタリアなのだと思い知る。


余談だが大切なことと思うので、旅をするあなたへ伝えたい。

旅をする際は、面倒でもペンとノートを持ってアナログに日記をつけてほしい。
それがあなたにとって初めての旅なら尚更であるし、
一生の宝物になること間違いなし。


今、私がこうやって9年前の記憶を記録として記すことができるのも、旅日記のおかげ。

お気に入りのノートを持っていったり、
旅先で調達しても楽しい。

どんなにおもしろかった思い出も、時が経つと詳細は忘れてしまいがちだけど、ノートに残した文字を後から振り返る時、鮮明な記憶が臨場感を伴って蘇ったりもします。


(話を元に戻しまして・・・)

今日のメニューはヴェネツィア徘徊とムラーノ島へ。
ムラーノグラスを見にゆくこと。楽しみ!

なにせ、子どもの頃から夢見ていた憧れのVeneziaへ遂に上陸してしまったのである。

はやる気持ちを抑え、朝食を食べ食べ、
いざ、サン・マルコ広場へ!

たくさんある細い道を抜けて行き・・・

たまに上を見上げたり

橋の上で写真を撮ったりしながら

広場へ到着!

途中の店たちがすごく可愛かった。
普段モノをあまり買わない私が何度も足を止めるほどに。

Piazza(広場)は広-くておおきい。

ミラノのドゥオーモとはまた一味違う広さだ。

完全に仕切られたスクエアという感じなのだが、
窮屈さは感じさせず、むしろ解放感があるところが素敵。

さすが、かのナポレオンが”世界一美しい広場や”と言わしめただけあるな、と思った。

【ただ、とてつもなく鳩が多い】

↑上の写真にも映っている優しいケーサツのお姉さん&お兄さんに、早速道を尋ねる。

ムラーノ島へ行くヴァポレット乗り場を優しく教えてくれた。

【尖ったり丸まったり、表情豊かなVenezia】

この日は曇りでとても寒く、コートを着込んでいる人も。

ただ、観光客でごった返しているということがなく、
落ち着いて観光ができた。

【寒々しいなか、柱の装飾が、街頭が、人が、あたたかい】

海の向こうにうっすら島や建物が見えたりして本当にきれい。
住みたい。

ヴァポレット、無事乗船。

予想外に乗り換えがあったり、
予想外に所要時間が長くて驚きつつも到着。

が、なにもない・・・。

オフシーズンだから?もしかして違う島にきた?
と無駄にそわそわしてみたが
笑えないくらい寒いし、することないしで、
まばらな観光客たちの跡をつけてみることに。
【みんな一体どこへ向かうのですか】

住宅街のような路地のような道をただひたすらにずんずん進む。

本島と違いお土産売り場もなく、何をしに来たのかわからなくなったが、とにかく歩く。

約20分後・・・

なんと、可愛い建物(庭付き)に出くわす。
【忽然と現れたピンク色の建物群】

しかしココハドコ?状態で、
お金がかかるかどうかもわからないし、
不安だけど、ドアが開けられ笑顔で招き入れられたので
入らざるを得ない。

日本人の得意な苦笑いのまま素直に従い中へ・・・

そこは、ムラーノ・グラスをつくる作業場だった。

工房を見学できて、お土産もいっぱい置いてある、
しかも暖かい無料の素晴らしい場所だった。

そこの従業員が気さくでおもしろい。

日本のアニメが好きで、ナルトの話をしてきたりと
楽しかったが、ずっとカメハメハをぶっ放し続けてきたので最後のほうはリアクションに疲れ、放たれるカメハメハに対し頷くという反応になってしまった。

しかしその後さらに強キャラ登場。

日本人女子が大好きらしく、ほっぺにチューやハグを沢山された。

日本では店員がそんなことをしたら逮捕になるだろう。

あのやろう、と思ったが、90ユーロのネックレスを特別に36ユーロにしてあげると言い出したので、許すことにした。

彼らは今もあの島で働いているのかしら。

【工房の様子】

【熱したガラスを形成中。工房は熱かった】

そんなこんなでムラーノを去る時間。

次回は是非ハイシーズンの賑やかなムラーノに会いたい。

帰りのヴァポレットではイタリア人の露出狂に出くわすという貴重な経験もした。

【さようなら、Murano】


本島へ戻ってからは、時間の許す限りVeneziaを散策し、
おみやげを買い、夜の小道を堪能した。

この町は、テーマパークのような町だと思う。

ディ○ニーがこの町をモデルにパークをつくったのも頷けるほど、非日常さが際立つ。

キラキラしていて生活感がないという訳ではないし、
実際、生活感もしっかりあるのだけど。

流動的な水の上に町がある、水の都だからかもしれない。

【天気は悪いが、お気に入りの一枚】

Veneziaは小さな島に観光客が多いので、
治安も良くとても安心。

地元民は犬を連れて散歩していることが多かったので、
道を聞きたい場合は犬連れを狙うと良いと思う。

また絶対に行きたいところとなった。

夜は近場のリストランテへ入り適当に夕食を済ませた。

充実の1日だった。

【ゴージャスなゴンドラ。乗れなかったのでいつか必ず。】

【昨夜暗くてよく見えなかったリアルト橋。
この橋の上で世界初の銀行が誕生したそう】

【橋からの眺め。また来るよー】


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