本場のNapoli pizzaの味や如何に
2008年11月26日(水)
いつもの如く朝早く起床。
のつもりが、いつもより30分ほど多く寝てしもたよ。
本日快晴☀
窓から眺める景色は家と空しか見えやしないけど、
洗濯物の干し方や青~い空がいかにもナポリでご満悦!
朝食をとりに移動。
にこやかで優しいお姉さんがおり、
美味しいcappuccinoをつくってくれた。
友人は食べていたパンを床に落っことししょんぼりしていたけど、
着ていた洋服を何故かお姉さんにべた褒めされすぐに復活していた。
今日予定していたスポットは昨日の予期しない
めくるめくナポリツアーで行ってしまったため、
じゃあナポリ東洋大学とDa Micheleへ本場のナポリpizzaを食べにGOしようということになった。
ナポリ東洋大学は特に目的が有ったわけではないが
私たちの通う大学と交換留学をしていて、
そこから留学生が大勢来ていたためなんとなく興味があった。
Da Michele(ダ・ミケーレ)は老舗のピッツァ屋さん。
有名で、絶対に行きたいと思っていたスポットであった。
※現在は、東京にも支店がありますよね。
老舗かつ、支店など出しそうな雰囲気じゃないお店なので東京進出が決まった時には本当に驚きました・・!
ちなみに、イタリア語で"Da"(ダ)のあとに人名がくると、
"~の家"という意味になります^^
とりあえず大学を目指してホテルを出るが・・・
ナポリ怖す。
今振り返るとなぜあんなに怖かったのかわからないが、
とにかく我々は怯えていた。
きっと、イタリアへ発つ前、
学科の友達や先生たちにナポリだけは気をつけろと散々言われていたからというのもある。
でも、実際行ってみるとやはり今まで行ってきた都市とは
異なる雰囲気を感じた。
もろスリっぽい人が多々いらっしゃって、
気が気でない。
そして、明らかに、つけられている。 笑
ボロッとした服を纏ったお兄ちゃんに後をつけられ、
私たちが立ち止まると立ち止まり、進むと進み、
方向転換をすると彼もまた向きを変えるのであった。
慣れてくるとすこし笑えた。
だが私たちはそれを見越してカバンを持ってこなかった!
大切なものは全てポケットやセーフティバッグの中に
仕舞い込み、出陣した。
(that's why ビビって写真なんぞ撮る心の余裕がなかったため、今回は写真が激少ないです・・)
ただ、親切に向こうから 道教えたるで~!
と意気込んで近寄ってきてくれるイタリア人はどの都市よりも多く、さすがはナポリ魂!と心を打たれる反面、
彼等にまで警戒心を抱いてしまう哀しさよ・・・。
あの時のみんなGrazie、そしてScusa.
肝心の大学へは全く着く気配がない。
結局迷う。
道路の真ん中にある細いコンクリートを道と勘違いし、
危なすぎるぜとビビりながら歩いたり
たまに「ニーハオ」とか言われながらホテルに逃亡。
無駄に疲れた私たちは部屋でだらだらしながら
テレビを見始めた。
すると、イタリア映画で有名な『Ieri,Oggi,Domani』の
Ieriが流れていた。
ソフィア・ローレンが主役でナポリが舞台のやつ。
それを観ながら私たちは今、
まさにその土地に居るということをサッパリ忘れ
「こんなトコ行ってみたいよねぇ~」
と、滑稽な会話を展開していた。
お腹も空きましたし、意を決して再び外へ繰り出す。
二度目のトライなので幾分か落ち着いて臨めた。
路上のハトの死骸に友人ビビる。
昨日のマルコとおっちゃんに遭遇しないか、
びくびくしながら歩く。
しかしNapoliは暑いのう。
Veneziaで着ていた上着は全く必要なかった。
なんとか、かの有名なダ・ミケーレ到着!
が、めちゃ混みの人溢れ。
どーすりゃいいもんか、てんで判らない。
ので、とりあえず突っ立ってみる。
すると、1人のアジア人お兄さんが寄ってきて
日本語で話しかけてきた。
メガネの、優しそうな格好良い人で、タイプだった(笑)
それはさておき彼曰く、
店の中で整理券をもらわなあかんそうな。
なるほど。あざーす!という感じで早速GETしに行こうとするも、入口に人が溢れてこぼれて全然入れない。
すると、また来てくれて、神の一声が。
「僕たちもうすぐ呼ばれるから、一緒に食べましょう。」って♪
まじですか? なんて親切。
あざーす!!という感じで断るはずがなく、
ご一緒させていただくことに。
彼等は3人組で、50代くらいのおじさんとその息子、
そしてメガネのお兄さん。
注文はお任せして、MargheritaとMarinara.
モッツァレッラチーズをDoppia(ドッピア)2倍にしてくれた。
Napoliへ来たら、まずこの2種類を食べてほしい。
言わずと知れた、ナポリはピッツァ発祥の地。
特にマルゲリータはナポリピッツァの代表格^^
そして・・・遂に念願のpizza登場!
生地よ・・生地が美味い。
耳はふっくら真ん中は薄いのにもっちり
そしてほどよい塩気。
甘く濃厚なトマトに新鮮なチーズ。
このマリナーラも衝撃的。
使っているものは、
・トマト
・にんにく
・オレガノ
・オリーヴオイル
・塩
以上。
実は私、生のトマトは嫌いで食べられないのだが
昨夜のブルスケッタといい、ナポリでは普通にイケる。
マリナーラは火の通ったトマトだけど、
ここまで主張してくると、日本ではまぁ食べられない。
が、普通にイケる。
もう本当に美味しくて、クオリティの高さに感動しっぱなし。
おじさんが
「僕たちハシゴしてきてお腹いっぱいだから沢山食べて~」
と言ってくれたので、お腹ぺこぺこだった私たちはお言葉に甘えてがっついた。
彼等は旅行&仕事関係で来ているらしく、
どんな仕事かはわからないが楽しそうだった。
息子さんが、昨日ローマで財布をスられた~
とへらへらしながら語っていたのが印象的だった。
明日からROMAなので気をつけよう。
食事を終え、お会計時に払おうとしたら
いいよいいよ~と奢ってくれ、最後まであざーすだった。
なんて親切。
Grazie,救世主たちよ。
名前も聞かず、でも楽しくおしゃべりをしながら
一緒に食事をし、笑顔で別れる。
旅の出逢いというものはとても素晴らしい。
非日常の中の、確かな瞬間。
友人は同じハトの死骸にまたビビりながら帰路に就く。
ホテル近くのお菓子屋さんでチョコケーキ的なもの(口に合わなかった)を買ってお部屋へ帰還。
恐怖ゆえ思うような散策は出来なかったけども
それもまた愉快な想い出の1日となった。
いつもの如く朝早く起床。
のつもりが、いつもより30分ほど多く寝てしもたよ。
本日快晴☀
窓から眺める景色は家と空しか見えやしないけど、
洗濯物の干し方や青~い空がいかにもナポリでご満悦!
朝食をとりに移動。
にこやかで優しいお姉さんがおり、
美味しいcappuccinoをつくってくれた。
友人は食べていたパンを床に落っことししょんぼりしていたけど、
着ていた洋服を何故かお姉さんにべた褒めされすぐに復活していた。
今日予定していたスポットは昨日の予期しない
めくるめくナポリツアーで行ってしまったため、
じゃあナポリ東洋大学とDa Micheleへ本場のナポリpizzaを食べにGOしようということになった。
ナポリ東洋大学は特に目的が有ったわけではないが
私たちの通う大学と交換留学をしていて、
そこから留学生が大勢来ていたためなんとなく興味があった。
Da Michele(ダ・ミケーレ)は老舗のピッツァ屋さん。
有名で、絶対に行きたいと思っていたスポットであった。
※現在は、東京にも支店がありますよね。
老舗かつ、支店など出しそうな雰囲気じゃないお店なので東京進出が決まった時には本当に驚きました・・!
ちなみに、イタリア語で"Da"(ダ)のあとに人名がくると、
"~の家"という意味になります^^
とりあえず大学を目指してホテルを出るが・・・
ナポリ怖す。
今振り返るとなぜあんなに怖かったのかわからないが、
とにかく我々は怯えていた。
きっと、イタリアへ発つ前、
学科の友達や先生たちにナポリだけは気をつけろと散々言われていたからというのもある。
でも、実際行ってみるとやはり今まで行ってきた都市とは
異なる雰囲気を感じた。
もろスリっぽい人が多々いらっしゃって、
気が気でない。
そして、明らかに、つけられている。 笑
ボロッとした服を纏ったお兄ちゃんに後をつけられ、
私たちが立ち止まると立ち止まり、進むと進み、
方向転換をすると彼もまた向きを変えるのであった。
慣れてくるとすこし笑えた。
だが私たちはそれを見越してカバンを持ってこなかった!
大切なものは全てポケットやセーフティバッグの中に
仕舞い込み、出陣した。
(that's why ビビって写真なんぞ撮る心の余裕がなかったため、今回は写真が激少ないです・・)
ただ、親切に向こうから 道教えたるで~!
と意気込んで近寄ってきてくれるイタリア人はどの都市よりも多く、さすがはナポリ魂!と心を打たれる反面、
彼等にまで警戒心を抱いてしまう哀しさよ・・・。
あの時のみんなGrazie、そしてScusa.
肝心の大学へは全く着く気配がない。
結局迷う。
道路の真ん中にある細いコンクリートを道と勘違いし、
危なすぎるぜとビビりながら歩いたり
たまに「ニーハオ」とか言われながらホテルに逃亡。
無駄に疲れた私たちは部屋でだらだらしながら
テレビを見始めた。
すると、イタリア映画で有名な『Ieri,Oggi,Domani』の
Ieriが流れていた。
ソフィア・ローレンが主役でナポリが舞台のやつ。
それを観ながら私たちは今、
まさにその土地に居るということをサッパリ忘れ
「こんなトコ行ってみたいよねぇ~」
と、滑稽な会話を展開していた。
お腹も空きましたし、意を決して再び外へ繰り出す。
二度目のトライなので幾分か落ち着いて臨めた。
路上のハトの死骸に友人ビビる。
昨日のマルコとおっちゃんに遭遇しないか、
びくびくしながら歩く。
しかしNapoliは暑いのう。
Veneziaで着ていた上着は全く必要なかった。
なんとか、かの有名なダ・ミケーレ到着!
が、めちゃ混みの人溢れ。
【これは2015年の写真ですが、 当時もまさにこんな感じの賑わいでした】 |
どーすりゃいいもんか、てんで判らない。
ので、とりあえず突っ立ってみる。
すると、1人のアジア人お兄さんが寄ってきて
日本語で話しかけてきた。
メガネの、優しそうな格好良い人で、タイプだった(笑)
それはさておき彼曰く、
店の中で整理券をもらわなあかんそうな。
なるほど。あざーす!という感じで早速GETしに行こうとするも、入口に人が溢れてこぼれて全然入れない。
すると、また来てくれて、神の一声が。
「僕たちもうすぐ呼ばれるから、一緒に食べましょう。」って♪
まじですか? なんて親切。
あざーす!!という感じで断るはずがなく、
ご一緒させていただくことに。
彼等は3人組で、50代くらいのおじさんとその息子、
そしてメガネのお兄さん。
注文はお任せして、MargheritaとMarinara.
モッツァレッラチーズをDoppia(ドッピア)2倍にしてくれた。
Napoliへ来たら、まずこの2種類を食べてほしい。
言わずと知れた、ナポリはピッツァ発祥の地。
特にマルゲリータはナポリピッツァの代表格^^
そして・・・遂に念願のpizza登場!
【マルゲリータ。食べたが最後、ピザの概念、覆ります】 |
生地よ・・生地が美味い。
耳はふっくら真ん中は薄いのにもっちり
そしてほどよい塩気。
甘く濃厚なトマトに新鮮なチーズ。
【マリナーラ。チーズを使わないシンプルな一品】 |
このマリナーラも衝撃的。
使っているものは、
・トマト
・にんにく
・オレガノ
・オリーヴオイル
・塩
以上。
実は私、生のトマトは嫌いで食べられないのだが
昨夜のブルスケッタといい、ナポリでは普通にイケる。
マリナーラは火の通ったトマトだけど、
ここまで主張してくると、日本ではまぁ食べられない。
が、普通にイケる。
もう本当に美味しくて、クオリティの高さに感動しっぱなし。
おじさんが
「僕たちハシゴしてきてお腹いっぱいだから沢山食べて~」
と言ってくれたので、お腹ぺこぺこだった私たちはお言葉に甘えてがっついた。
彼等は旅行&仕事関係で来ているらしく、
どんな仕事かはわからないが楽しそうだった。
息子さんが、昨日ローマで財布をスられた~
とへらへらしながら語っていたのが印象的だった。
明日からROMAなので気をつけよう。
食事を終え、お会計時に払おうとしたら
いいよいいよ~と奢ってくれ、最後まであざーすだった。
なんて親切。
Grazie,救世主たちよ。
名前も聞かず、でも楽しくおしゃべりをしながら
一緒に食事をし、笑顔で別れる。
旅の出逢いというものはとても素晴らしい。
非日常の中の、確かな瞬間。
友人は同じハトの死骸にまたビビりながら帰路に就く。
ホテル近くのお菓子屋さんでチョコケーキ的なもの(口に合わなかった)を買ってお部屋へ帰還。
【ナポリの空は青かった】 |
恐怖ゆえ思うような散策は出来なかったけども
それもまた愉快な想い出の1日となった。
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